ファクタリング会社では最大1億円まで売掛金の買取が出来るなどの広告もよくありますが、実は買取可能額が決まっていて通常は売掛債権審査以外に、買取限度額も設定されてます。例えば100万円の売掛金だと80万円までなら買取が可能など何割までが現金化できるかが決まります。可能額は売掛債権や顧客の信用度で50%から80%程度変動し、会社選びや交渉では重要です。信頼性が高いと8割程度まで可能ですが、初回など不安がある場合は5割程度です。
ファクタリングの買取可能額が決まる基準は債権信頼度があり、売掛金の信頼性が問われます。売掛先の会社の規模が大きいことや長年の取引履歴があるなど、翌月以降の入金の確実性が高いと判断されると売掛金のうちの8割以上を現金化することも出来ます。取引先も同意している3社間取引でも同じで、条件次第では90%を超える債権の売買も出来たりします。信頼性に問題があったり、実在性が不明瞭な債権だと買取の割合も下がります。
会社側からすると売掛金入金でトラブルが起きた時の損失リスクを下げるためです。買取可能額を決める時で重要になるのが取引会社数で、ファクタリング会社は1社が数百万円のものより、100万円が3社ある売掛金の方を好みやすいです。これは複数社に分散していると1社からの入金が駄目でも、全てで損をすることがなく一定額の回収は出来るためです。各社売掛金も全額ではなく8割程度の買取にすればリスクも減らせるので、高額買取可能でも殆どは複数の売掛金の合計でと考えた方が良いです。
リピートのお客だと既に入金実績があるので初めてよりも優遇した与信判断がされます。2社間取引だと顧客に入金された売掛金を送金するので、資金繰りが良くない状況だと本来返済するお金を横領される危険があります。過去に取引実績があると一定の信頼もあるので、買取割合も高く設定してくれます。